今年2月半ばに乳がんのしこりがみつかりました。進行癌で大きくなりすぎているために、手術は絶対出来ないと言われ、頭の中がグルグル回り、手足が震え、恐怖感に押しつぶされそうでした。『正常な細胞が一つも有りません、全て癌細胞に置き換わってしまっています。放射線治療が有効ですが、腸に浸潤していたら使えません。』ショックでした。
周りの強い勧めもあり、大学病院に移り、信じられない診断が…
『2bです。手術で取れます。』夢のようで、半分治ったと思いました。
術前にパクリタキセルとカルボプラチンの化学療法を2回。
地獄のような副作用の痛みも、病院と先生方や親身にケアして下さるスタッフの方々に支えられ、薬が効いている痛みだと必死に乗り越えました。
6月2日に無事手術を終え、広範囲に切除したリンパ節にも癌細胞は無くなり、追加の治療も無く、現在は自宅療養中です。
失った物もありますが、学んだ事や得た事がたくさんあります。
手術日は二度目の誕生日だと思い、毎日を感謝の気持ちで過ごしています。
再発の可能性が無いわけではないので、しっかり検査を受けながら、リンパマッサージなどのセルフケアを怠らないように、大事に生きていきたいと思っています。